レース展望

マンスリーBOATRACE杯
3/26 27 28 29 30
辻が主役の座を譲らない!
 今年度ラストシリーズは5日間の男女混合バトル。実績十分の辻が中心に立つが、岩瀬と石川も近況のリズムでは引けをとらない。地元の村田も勝率アップへ意欲的だ。
 男女混合の5日間開催。シリーズの中心は辻栄蔵(広島)だ。ボートレースグランプリを含むSG3Vの実力者で、当地通算勝率は7.30、加えてSG1回とGⅠ3回を含む12優出1Vの実績がある。近況も宮島正月戦をオール3連対で優勝、大村GⅡモーターボート誕生祭で準Vと好調だ。
 岩瀬裕亮(愛知)は出場選手トップの前期4V、期が替わってからも12月下関から1月江戸川GⅠ周年を含む5連続優出2Vと好調を持続。石川真二(福岡)も迷いのないコース取りから、徹底した1着狙いの走りで高勝率をキープする。
 前期F2とやや精彩を欠いた須藤博倫(埼玉)だが、60日間のF休みが明けた1月の多摩川で優出、続く地元の戸田で開催された関東地区選手権で準優勝戦出場と、軌道修正ができている。通算3Vを誇る当地で、さらなるペースアップを図る。山田雄太(静岡)、杉山裕也(愛知)、黒井達矢(埼玉)、高橋竜矢(広島)も持ち味のスピード戦でV戦線を賑わす。
 地元勢はA級継続へ正念場の村田修次(東京)と、例年通り得意の冬場に調子を上げてきた加藤政彦(東京)の奮闘に期待したい。女子は樋口由加里(岡山)が見せ場を作る。

幸野 史明

福岡/4406

初優勝でノっている男!

 本当に長かった。苦節約18年、年またぎの芦屋正月戦で池永太、仲谷颯仁、新開航、岩崎正哉のGⅠ覇者を破ってデビュー初優勝を飾った。
 この節、モーターは抜群に仕上げられていた。準優勝戦では2艇フライングというアクシデントもあったが2着で優出を果たし、優勝戦も5コースから鮮やかなまくり差しで突き抜けた。道中は少し緊張感も感じられたが、後に今年の九州地区選手権を制した仲谷颯仁の追い上げをかわして優勝のゴールを駆け抜けた。
 節によって成績に波があるが、モーターが仕上がれば初優勝時のような走りができる選手だ。今節も辻をはじめメンバーは強力だが、一発大仕事もあるぞ!
■全国近況2節成績
:準優勝戦 :優勝戦
2025/02 江戸川 345612324
2025/02 尼崎 445146544
■平和島前回成績
2023/04 14422135552