レース展望

第38回東京スポーツ賞
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地元栗城、宮之原が期待を背負う
今年SGデビューを果たした地元の栗城、宮之原がV争いの双璧をなす。昨年ルーキーシリーズを席巻した小池をはじめ、石丸、佐藤隆、竹田のOA(オーバーエイジ)組が立ちはだかる。
 昨年当地でG1覇者となった栗城匠(東京)は今年、大村ボートレースクラシックでのSGデビューを含め特別戦での出場機会が増加。出場メンバーを見れば、経験値の高さは一目瞭然だ。上の舞台で鍛え上げたスピード戦で主導権を握る。
 栗城と同じく地元の宮之原輝紀(東京)は、今年はここまで自己最多の4Vと決定力をつけた。こちらも常滑ボートレースダービーでSGデビューと充実感も漂っており、2018年8月以来の当地Vも十分な流れだ。
 この両者に立ちはだかるのが、4人いずれもがA1級と精鋭ぞろいのOA(オーバーエイジ)組だ。昨年ルーキーシリーズだけで5Vと荒稼ぎした小池修平(大阪)は、ターン力など全ての面で格段に向上。今年も3Vと順調に優勝を積み重ねる。
 今年のウエスタンヤング覇者である石丸海渡(香川)は、流れをつかめば一気に突っ走る力がある。当地一般戦で連続優出中の佐藤隆太郎(東京)も地元先輩の意地がある。竹田和哉(香川)も直近のルーキーシリーズに限れば3戦2優出と好走中だ。
 並み居るSGクラスを抑えて5月大村G2を制した佐々木完太(山口)、第15戦下関でデビュー初Vを飾った定松勇樹(佐賀)、今年G1で2優出している中村日向(香川)も見逃せない。

佐藤 航

埼玉/5087

課題が明確で伸びシロ十分!

 9月多摩川ヤングダービーでG1初出場。成績は6615354失で予選突破はできなかったが、G1初1着も決めた。「悔しい結果になったけど、良い経験になった。一般戦では当たり前に勝たなければいけない使命感も出た」と振り返る。
 デビュー7期目の前期は初めて勝率を下げたが、「一番は悪いモーターを引いた時に仕上げられなかったこと」と「期によってコース別成績が安定しない」と理由はわかっている。
 調整力をつけ、どのコースでも安定して勝ち切る力が備われば、目標であるヤングダービー優勝もそう遠くはない。弱点を克服し、一般戦ではコンスタントに優勝できる存在になって欲しい。
■全国近況2節成績
:優勝戦 :準優勝戦
2022/09 多摩川 6615354転
2022/08 桐生 2不31131523
■平和島前回成績
2022/09 1255233441