2024年5月14日から当地で開催された「GⅡモーターボート大賞~GⅠ・GⅡ優出者バトル~」。ハイレベルな戦いとなった前回大会を振り返る。
 予選は混戦模様。3日目時点でトップタイだった湯川浩司は、4日目のレースで他艇の転覆の影響を受けるなど不運な展開があり、ペースを維持できず予選終了時点で6位に後退。同じくトップタイだった、奈須啓太も4日目に3着が2本と調子が振るわず、予選を突破したものの得点率は9.50から8.33へと落とす結果に。その混戦を抜け出したのが栗城匠。4日目第6レースで1着を獲得し、奈須と並ぶ得点率8.33となり、1着本数の差で栗城が予選トップ通過を決め、準優勝戦進出を果たした。予選得点率3位は地元の大池佑来、4位に広島の辻栄蔵、7位に福岡の前田将太、8位9位と地元の佐藤隆太郎宮之原輝紀がランクインした。
 準優勝戦の第10レースでは、1号艇の大池が先マイを決め、堂々の逃げ切り。3号艇・宮之原は1周2マークで外マイを決めてしっかりと2着に食い込んでみせた。
 第11レースでは奈須がイン逃げを決めて首位を奪取。1周2マークで4号艇・伊藤誠二が先に周るも、2号艇・福来剛が差し返して逆転し、2着に入った。
 第12レースは波乱の展開。6号艇・片橋幸貴が2コースに入り、スタートするも予選トップの栗城と共にまさかのフライング。これにより大外・5号艇の松山将吾が恵まれで1着。2着には3号艇・前田が入り、波乱の末に優勝戦のメンバーが決まった。
 得点率1位の栗城が失格となったことで、優勝戦絶好枠の1号艇を得た奈須は、エース機の力を存分に発揮。コンマ04のトップスタートから逃げてレースの主導権を掌握。そのまま1周バックストレッチでは独走態勢に持ち込み、安定した走りでトップに立った。2番手の2号艇・大池は、1周2マークで6号艇・宮之原に先マイを許すも、冷静に差し返して2番手をキープ。宮之原も最後まで食らいつき、5号艇・前田との接戦を僅差で制して、3番手を死守。上位隊形1-2-6でゴールし、熱戦の幕は閉じられた。このレースを優勝した奈須はGⅡ初優勝となり、グレードレース覇者の栄冠を手にした。

前回大会
優勝戦レース結果

2024年5月19日 第12レース
登番選手名進入STタイム
114330奈須啓太A210.041'49"3
224468大池佑来A120.101'50"7
364939宮之原輝紀A160.191'52"1
454504前田将太A150.141'52"1
544095福来剛A140.12
634828松山将吾A130.09
決まり手逃げ
配当3連単1-2-61,680円
3連複1=2=6970円
2連単1-2280円
2連複1=2260円

枠番別着回数

決まり手回数

3連単配当金額回数

3連単出目ランキング

順位出目回数占有率平均配当額
11-2-3415.3%1,445
21-3-2324.1%2,478
31-3-4273.5%2,014
41-2-6253.2%3,269
51-2-4243.1%1,438
61-4-2232.9%2,180
71-3-5202.6%2,458
71-4-3202.6%3,328
91-2-5192.4%2,128
91-5-2192.4%4,258

※全国成績は2024年11月1日~2025年4月24日時点のものです。
※過去5年春成績は2020年~2024年の3月~5月の成績です。