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レース展望

第21回サントリーカップ
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待っていた、おかえり濱野谷!
 90日のF休みを明けて帰ってきた地元エース・濱野谷が、前を向いてしっかり走る。深谷はケガの不安はもうなし。佐藤、小池の113期コンビは順調な足取り。

濱野谷憲吾

東京/3590

 2月当地GⅠ関東地区選手権で“今年もやるぞ”と言わんばかりに、面目躍如たる優勝を果たした地元エース・濱野谷憲吾(東京)だったが、好事魔多しというべきか、3月、4月と立て続けにまさかのフライング。これで90日間の休みを強いられ、今回が復帰3戦目。A1級キープに必要な出走回数の90走に達しない可能性が高いが、前を向いてやっていくしかない。
 濱野谷と同じくこの春に苦しんだ選手がもう1人いる。3月上旬にケガをし、下旬のSGボートレースクラシックを欠場した深谷知博(静岡)だ。しかし、6月宮島GⅠ周年で優勝したことで、その不安を一掃してみせた。
 そんな2人をよそに、順調に来ているのが佐藤博亮(愛知)、小池哲也(大阪)の113期コンビ。佐藤はF禍で回り道したが、いよいよ尻に火が付いた様子。小池は地元住之江での完全優勝を含む今年2Vと覚醒を遂げる。
 松下一也(静岡)、藤山翔大(大阪)は一貫してまくりにこだわり、石塚久也(埼玉)、谷川祐一(滋賀)、照屋厚仁(兵庫)は変わりなくレース運びが堅実だ。
 A2級の作間章(東京)、高田明(佐賀)、森永隆(山口)や、女子の今井裕梨(群馬)にも用心したい。

金子 龍斗

兵庫/5329

父の思いを背負って走る!

 父親は「キンリュウ」の異名でGⅠ制覇の実績もある金子龍介。残念なことに、2021年8月のレース中の事故が原因で、水面に戻ることなく昨年に引退。そんな父の思いを受け継ぎ、2022年10月にボートレーサー養成所に入所した息子の龍斗。養成所の頃から父譲りのレースセンスを見せ、リーグ戦勝率は6.61をマークし、チャンプ決定戦にも出場。そして昨年11月尼崎でデビューし、今年4月住之江で初勝利を果たした。ルーキーなんだから、失敗して当たり前。どんどん挑戦していき、成長につなげてもらいたい。
■全国近況2節成績
:準優勝戦 :優勝戦
2024/07 尼崎 355535転55
2024/07 児島 365465653