レース展望
- 第21回サントリーカップ
9/15日16月17火18水19木
待っていた、おかえり濱野谷!
90日のF休みを明けて帰ってきた地元エース・濱野谷が、前を向いてしっかり走る。深谷はケガの不安はもうなし。佐藤、小池の113期コンビは順調な足取り。
濱野谷憲吾
東京/3590
2月当地GⅠ関東地区選手権で“今年もやるぞ”と言わんばかりに、面目躍如たる優勝を果たした地元エース・濱野谷憲吾(東京)だったが、好事魔多しというべきか、3月、4月と立て続けにまさかのフライング。これで90日間の休みを強いられ、今回が復帰3戦目。A1級キープに必要な出走回数の90走に達しない可能性が高いが、前を向いてやっていくしかない。
濱野谷と同じくこの春に苦しんだ選手がもう1人いる。3月上旬にケガをし、下旬のSGボートレースクラシックを欠場した深谷知博(静岡)だ。しかし、6月宮島GⅠ周年で優勝したことで、その不安を一掃してみせた。
そんな2人をよそに、順調に来ているのが佐藤博亮(愛知)、小池哲也(大阪)の113期コンビ。佐藤はF禍で回り道したが、いよいよ尻に火が付いた様子。小池は地元住之江での完全優勝を含む今年2Vと覚醒を遂げる。
松下一也(静岡)、藤山翔大(大阪)は一貫してまくりにこだわり、石塚久也(埼玉)、谷川祐一(滋賀)、照屋厚仁(兵庫)は変わりなくレース運びが堅実だ。
A2級の作間章(東京)、高田明(佐賀)、森永隆(山口)や、女子の今井裕梨(群馬)にも用心したい。
金子 龍斗
兵庫/5329
父の思いを背負って走る!
父親は「キンリュウ」の異名でGⅠ制覇の実績もある金子龍介。残念なことに、2021年8月のレース中の事故が原因で、水面に戻ることなく昨年に引退。そんな父の思いを受け継ぎ、2022年10月にボートレーサー養成所に入所した息子の龍斗。養成所の頃から父譲りのレースセンスを見せ、リーグ戦勝率は6.61をマークし、チャンプ決定戦にも出場。そして昨年11月尼崎でデビューし、今年4月住之江で初勝利を果たした。ルーキーなんだから、失敗して当たり前。どんどん挑戦していき、成長につなげてもらいたい。