レース展望
- 第37回キリンカップ
7/4木 5金 6土 7日 8月 9火
新旧スター選手が激突!
ひと昔前の記念で活躍した市川や島川、平田、そして前期にGⅠ初優勝を果たした新開、山崎と新旧スター選手がそろい踏み。地元の大池は一段上のレベルに進む。
新開 航
福岡/4932
今年の当地企業杯は、新旧スター選手がそろい踏み。新世代では、前期にGⅠ初優勝を果たした2人が出場する。まずは新開航(福岡)。昨年11月にGⅠタイトルを奪取し、それが一過性で終わることなく、今年もトップ戦線で力走を続ける。もう1人は、今年2月の尼崎GⅠ近畿地区選手権を制した山崎郡(大阪)。最激戦区の近畿で頂点に立ったことは、本物の地力がついている証拠だ。
旧世代では、今後も破られないであろうSG完全優勝という永久不滅の大記録を持つ市川哲也(広島)のレースセンスはいまだ健在。4月宮島で優勝とリズムも上向いてきた。島川光男(広島)、平田忠則(福岡)、山本隆幸(兵庫)、市橋卓士(徳島)ら実績豊富な選手も実力を誇示する。
地元からはGⅠ覇者の大池佑来(東京)が参戦。今年4月の当地戦で優勝を飾ったが、その前後には児島GⅠ周年と当地GⅡで優出し、一段上のレベルに到達しそうな雰囲気がある。
タイトル獲得経験がない伏兵陣も、北川潤二(愛知)、大須賀友(愛知)、山田雄太(静岡)、馬場剛(東京)と多彩な顔触れ。尾上雅也(埼玉)、若林義人(静岡)の若手も積極戦で一撃を狙う。
尾上 雅也
埼玉/4953
強い相手に勝って実力を証明!
今年2月当地では「創刊55周年記念夕刊フジ杯~A1級vs東京支部~」が開催された。タイトルどおり、A1級選手と東京支部選手が対決する企画レースだが、A1級の桐生順平と深谷知博が欠場したため、A2級の別府正幸と尾上雅也が急遽召集。「A級vs東京支部」と大会の趣向が変わったが、そんなシリーズをこの尾上は5戦3勝、2着2回で予選首位通過を果たし、優勝戦の1号艇を獲得。最後もしっかりと逃げ切って優勝し、最高の結果を残せた。今節はこの時よりも対戦相手は強くなるが、ここで勝てばさらに実力を証明できる。