今大会はGⅠ・GⅡのどちらかで全員が優出経験のあるメンバー構成。上位陣はSG覇者の吉川、湯川など豪華布陣。
前田、藤原、下條、宮之原は果敢に挑む。
　GⅠ・GⅡ優出者バトルと銘打たれているとおり、出場メンバー全員がGⅠ、GⅡのどちらかで優出経験があり、そのうち優勝者が28人。実績豊富な面々が集まったが、その中でもSG四冠の吉川元浩(兵庫)と湯川浩司(大阪)が双璧といえる存在だ。近年はトップ戦線での活躍が減っていたが、吉川は3月にSG、GⅠで3連続優出、湯川も今年は江戸川でGⅡ、GⅠ連覇と復活に懸ける気迫が伝わってくる。
　復活という点では、昨年桐生GⅡで7年ぶりの特別戦Vを果たした三嶌誠司(香川)が印象深い。辻栄蔵(広島)、平尾崇典(岡山)、中澤和志(埼玉)、坪井康晴(静岡)らSG覇者も再び爆発のときだ。
　これらSG覇者に引けを取らない実績を残すのが前田将太(福岡)。GⅠ優勝2回、SG優出は6回を数えることからも納得するだろう。
　昨年びわこGⅡで完全Vを達成した藤原啓史朗(岡山)からは、いよいよ本格化しそうな気配が漂う。さらには3月宮島GⅡで晴れて特別戦覇者となった下條雄太郎(長崎)、戸田ボートレースクラシックでSG初優出(3着)を果たした地元の宮之原輝紀(東京)と、話題性のある選手も参戦し見どころ満載だ。