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レース展望

まもなく使い納めとなるBR平和島モーター。
今回はその中から記者が厳選した
注目モーター6基を紹介いたします。
※データは5/9時点のものです。

使用者

佐藤翼

4573/埼玉

2連率
ランキング
2連率優出/優勝
4位44.72%8/2
一般戦とは根本的なモーター出しのレベルが違うGⅠなら、やはり3月に開催されたSGボートレースクラシックのモーター相場が指標となる。ならば、土屋智則をSG初Vへと導いたこの65号機が真っ先にあがる。基本は強めのピッチで回転を「止めて」乗る伸び型モーターだが、伸び型を好まずに手前の方に持ってきたい選手の「回す」調整にもしっかりと反応する万能型。枠番によって出足型、伸び型と使い分けられるのも乗り手にとっては実に頼もしい。65号機を引き当てた選手のアドバンテージは大きい。SG、GⅠとグレードレースを連覇して現モーターのラストを華々しく締めくくる。

使用者

中野次郎

4075/東京

2連率
ランキング
2連率優出/優勝
1位47.47%5/1
一時は平和島のエース機と呼ばれた快速モーター。特徴は問答無用でスリットを制圧する超抜級の伸びだ。チルトを0に跳ねてダッシュ戦に回った時のインパクトは、現モーターでは満場一致でナンバーワンの評価だったが、最近はその「化け物の伸び」が影を潜めている印象。しかし、誰が乗っても行き足と伸びは上位級であり、エース機の面影は残っている。伸び型の調整がストライクゾーンに入れば、化け物級の伸びがよみがえる可能性も捨てきれない。パワー復活のシグナルは展示タイムに現れる。抜けたタイムが出ていたら、迷わずに買い!

使用者

磯部誠

4586/愛知

2連率
ランキング
2連率優出/優勝
2位45.50%7/1
69号機が超伸び型なら、62号機は超実戦型モーターだ。パワフルな出足、回り足が特徴で、昨年10月のGⅠ68周年では関浩哉が出足、回り足を節イチ級に仕上げていた。最近の平和島は潮が高くて乗りにくい日が昔に比べて増えた。1マーク、2マークの波も大きく、平凡なモーターは波に負けてしまうが、62号機は引き波をものともせずにグイグイと越えて行く。3月SGボートレースクラシックではF2の太田和美、4月ヴィーナスシリーズではF3の中田夕貴が引きパワーを持て余していたが、5月はF、Lがオールリセットされている。身軽な選手が引いてスリットが解禁となれば、秘める力の封印が解かれる日は近い。

使用者

山下和彦

3562/広島

2連率
ランキング
2連率優出/優勝
5位44.55%8/1
平和島はその水質のせいか、長い期間強パワーを維持しているモーターはわずか。大体のモーターは小さい期間でピークを迎えて落ち目になっていく。この39号機は今がピークを迎えている、近況最大級の上昇モーターと言っていい。3月SGボートレースクラシックの河合佑樹から出足、回り足が急激に良くなり、その次に乗った佐藤大佑は出足、伸び、回り足と全てが文句なしの節イチ級モーターだった。今、現在もその三拍子がそろった性能を維持できており、今節のGⅠ69周年でも活躍は必至。舟券の軸からは外せない。

使用者

福来剛

4095/東京

2連率
ランキング
2連率優出/優勝
7位42.52%5/0
65号機、69号機、62号機の影に隠れてはいるが、1年間を通して高いポテンシャルを見せつけている。出足、回り足は高いレベルで安定しており競るレースに強さを発揮するが、このモーターの真骨頂は「伸び」。舟が前を向いてからゴムひもを弾いたように直線コースをギューンと伸びる。4月のヴィーナスシリーズでは、今期デビューの新人・大廣咲季が61走目で嬉しい初勝利を挙げ、23万2210円のビッグ配当を演出。その後も6コースから2着2回と活躍したことを思えば、このモーターの計り知れないポテンシャルがわかる。

使用者

須藤博倫

3983/埼玉

2連率
ランキング
2連率優出/優勝
14位38.27%5/0
昨年10月のGⅠ68周年は馬場貴也、3月SGボートレースクラシックでは石野貴之が引いて2人とも優勝戦へ進出。大舞台で結果を残すモーターだ。とにかく目を引いたのは伸びの良さ。スタート展示では勢い良く伸びて、その伸びの良さは展示タイムにもしっかりと現れていた。ただ、この伸びを出足、ターン回りに持ってくるのには馬場も石野も相当苦戦していたように見える。それでいて優出するのだから、このモーターの底力は本当にすごい。伸び型を好む生粋の速攻派レーサーがじゃじゃ馬75号機を乗りこなすことができれば、SG、GⅠ競走3連続優出ではなく、3度目の正直で優勝すら可能だ。
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