BOAT RACE 平和島

ボートレースは選手の技量もさることながら、モーターの良し悪しで大きく左右されます。
今節使用されるモーターは2015年6月から使用されており、エースモーターといえるものもはっきりとしています。
そこで、今回はトーキョー・ベイ・カップで注目すべきモーター5つを紹介!
モーターの知識があれば、レース予想も観戦もさらに面白くなりますよ。

 2002年SGクラシックで野澤大二を優勝に導いた『伝説の36号機』再来かにも思えた。当時、野澤も初日3着発進だったが、後方からの追い込み逆転でそのパワーを見せつけたのだった。
 今年SGクラシック優勝の坪井康晴も初日に2着3着発進、特に後半レースは1周バックストレッチ5番手から追い込んで3着だった。ただ『伝説の36号機』は、SGクラシック優勝後に行われた5月の周年で不発。『伝説の36号機』を超える伝説へ、エース28号機が挑戦だ。

2連率:54.17% 優出:9回 優勝:2回 出走:21節192回 (2016.4.6現在)

 平和島の好モーターは覚えやすい。「1にイチゴウ(15号)、2にニゴウ(25号)、3、4がなくて、5にゴゴウ(55号)、ついでにロクゴウ(65号)、ナナゴウ(75号)も」と、下一桁が5番のモーターが2連率ベスト10に5基も入っている。その5基の中から1番にプッシュしたいのがこの15号機だ。特筆すべき実績は1月に使用した三好勇人で、中外コースからまくって良し、まくり差して良しと、高配当を連発させたのだ。実戦向きの好パワーに高配当提供を期待してみたい。

2連率:48.04% 優出:7回 優勝:2回 出走:19節179回 (2016.4.6現在)

 12月の61周年で井口佳典が優出するなど、安定した航跡を残してきたが、3月のSGクラシックを前に、転覆アクシデントによりプロペラとギヤケースが交換された。そんな状態で迎えたSGクラシックで守田俊介が優出と結果を残している。その守田が上位宣言しなかったので、やはり気配ダウンかと不安も残ったが、翌節にそれも払拭した。F禍で苦戦中の田上晋六が、スタートを控えつつも道中接戦で好気配を見せたのだ。そうなれば期待は62周年、クラシックに続く快走だ。

2連率:49.48% 優出:7回 優勝:2回 出走:21節194回 (2016.4.6現在)

 初下ろしに北川幸典が7戦6勝の準パーフェクト優勝を決めて華やかなデビュー戦となった65号機だが、その後2連率こそ40%台を維持していたが目立つ活躍を見せていなかった。本領を発揮しはじめたのは今年に入ってからだ。1月に伊藤啓三が優勝を決めれば、3月に中里優子が男女混合戦で優出。SGクラシックから新ペラに交換されたが、石田政吾がそれも仕上げて後半に巻き返しに出ていた。やはり初下ろしに示した底力はホンモノ。最後まで突っ走って欲しい。

2連率:44.39% 優出:6回 優勝:2回 出走:21節187回 (2016.4.6現在)

 これまで速攻まくり屋と呼べる選手との出会いがないのに決まり手には意外とまくりが多い。だから伸び型の一撃速攻派向きモーターのような印象がある。インパクトがあったのは、1月6日間シリーズの準優勝戦で丹下健が決めた5コースまくりだ。3月クラシックでも坂口周が伸び足を見せていたが3日目に痛恨のFで、見せ場を作ることはできなかった。そろそろ速攻派選手が手にしてフルパワーの活躍を見てみたい。

2連率:39.44% 優出:3回 優勝:1回 出走:20節180回 (2016.4.6現在)
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