今シリーズをけん引するのは、水面相性のよい秦英悟(大阪)だ。当地はデビュー初V水面であり、直近もSG2回を含む5連続優出中。前回戦で当地2度目の優勝を飾っている。5月に当地で開催されるGⅡモーターボート大賞にもあっせんされており、特別競走に弾みをつけるためにも今節で当地連続Vを狙う。
　鈴木博(埼玉)、是澤孝宏(滋賀)も当地優勝実績あり。村岡賢人(岡山)と竹井貴史(福岡)は当地を走る機会が少ないが、近況のリズムなら心配なし。
　遠征勢は手強いが、堂々と受けて立つのが地元の今泉友吾(東京)。先のGⅠ関東地区選手権では5、6着の大敗続きと苦しい戦いになったが、一般戦なら当地通算17優出3Vとほぼ優出を外さない。地元勢では荒井翔伍(東京)が当地2Vの実績。永田秀二(東京)は当地初Vをつかめるか。

いよいよ覚醒の時！

　来月でデビューからちょうど3年、いよいよ覚醒の時を迎えた。まだA級経験すらないが、昨年11月1日以降の勝率は、6.49(3月12日現在)。飛び級でのA1級昇格を狙える位置につける状況だ。これだけ勝率アップした要因は、1着数の大幅アップだ。前期の1着数は12本だったが、今期は23本と大きく伸ばしている。ターン技術を身につけたことで、まくりとまくり差しで勝つパターンを構築し、3コースと5コースの1着率は33%と数字にもつながっている。初のA1級へ、4月末の期末まで一気に行く。