前期勝率6.20は、A1級ボーダーにあと0.03だった。期末10月31日の多摩川では連勝で間に合う可能性もあっただけに、前半インから逃げ切ると、後半は4カドからトップスタートで攻め込み、2着敗退も気迫の走りを見せた。2012年の第1回クイーンズクライマックス覇者で、長期欠場から2020年に復帰して着実にランクを戻している。2017年は3・4月に3優出、勝率7.36の好成績だ。当地は約4年ぶりも、優出6回と好相性。A1級返り咲きへラストスパートだ。

3期連続A2級を維持しているが、今期勝率はA級ボーダー付近でここから正念場を迎える。過去5年続けて春先の2カ月は勝率5点台。今年もこのラインが最低限求められる。当地では2013年を最後に優勝戦からは遠ざかっているが、2019年4月の女子戦は2枠で準優に進み3着と活躍している。過去10大会中9大会に出場し、5月末が選考締め切りの浜名湖レディースチャンピオンもボーダー付近で、ダブルの勝負駆けに。地元水面で何としても勝率を稼ぎたい。

2019年のクイーンズクライマックス覇者で女子レーサーではトップ級のターン力を誇り、今節も優勝候補で間違いない。しかし、2月16日現在の今期勝率は5.07と不振で、15期守り続けてきたA級の座にまさかの黄信号が灯っている。だが、過去5年この2カ月の平均勝率は6.59の高さを誇り、毎年優出と好走が多い。当地は2016年のバトルトーナメントで強豪男子相手に6コースからVを奪取し、強烈なインパクトを残した水面。切れ味抜群のまくり差しで、反撃を始める。