当地では秋にSGボートレースダービーが開催される。4月9日時点、地元の東京支部は、濱野谷憲吾(東京)、石渡鉄兵(東京)、長田頼宗(東京)が出場圏。山田哲也(東京)、村田修次(東京)、中野次郎(東京)は勝率アップが必要で、今シリーズ含めて7月末までの選考期間内は一走も無駄にできない。
67周年に目を移して、優勝戦線の中心は現役最多の当地19Vを誇る濱野谷だ。3月唐津Vで24場制覇達成、さらには4月大村G1ダイヤモンドカップで優勝と好調。東都のエースに16年ぶりの大会制覇を切望せずにはいられない。今大会でV歴のある長田、中野にも注目したい。
遠征勢も豪華メンバーがそろった。昨年のSGグランプリ出場組が実に9人参戦。優勝戦まで駒を進めた松井繁(大阪)、西山貴浩(福岡)、平本真之(愛知)は、今年も調子が良くここも優勝争いを演じる。
トライアル2ndから優出を逃し悔しい思いをしたのが毒島誠(群馬)、篠崎仁志(福岡)、深谷知博(静岡)の3人。毒島と篠崎は3月の福岡SGクラシック優出と今年もSG戦線の中心的存在で、深谷も昨年を超える活躍を期待したい。
66周年に続く連覇に挑む瓜生正義(福岡)や、徳増秀樹(静岡)、前本泰和(広島)のマスターズ世代もモーター出し、レース戦略と地力が違う。
今年再起を誓うのが、昨年のSGグランプリは不出場に終わったが優勝経験のある石野貴之(大阪)、桐生順平(埼玉)の2人である。石野は3月福岡SGクラシック制覇、桐生は2月多摩川G1地区選優勝と軌道修正に成功している。
若手では丸野一樹(滋賀)が覚醒中。今年は1月尼崎、3月若松のG1周年Vに、1月唐津G1周年・4月津G1周年にも優出と破竹の勢いがある。トップ戦線でも活躍が光る磯部誠(愛知)や、急上昇中の上村純一(群馬)も面白い。永井彪也(東京)、栗城匠(東京)、宮之原輝紀(東京)も地元で完全燃焼する。