- 田村隆信
- 徳島/4028
田村、柳沢を脅かすのは!?
完全復活への階段を上がる田村が最上級の走りを披露。柳沢はここ一番の勝負強さが格別。息子のデビューで発奮する地元の齊藤はもう一段の飛躍を。
昨年の優勝はGⅡでの1回だけと近年では稀に見る不調に陥っていた田村隆信(徳島)が、今年の丸亀地区選手権で3年ぶりにGⅠVを飾った。まだ完全復活とはいかないが、出力は上がってきており、GⅠ優勝の実績がある当地水面で最上級の走りを見せる。
田村と同じSG覇者の柳沢一(愛知)も有力なV候補。特別戦での快音は聞かれないが、5月蒲郡、7月常滑はイン以外からVと一般戦なら力が違う。当地は2VにSGとGⅠで優出しており、水面実績も田村と同等以上だ。
このツートップを追うのが、GⅠで3Vをマークする地元の齊藤仁(東京)。5月に息子の廉がデビューし、それが自身に好影響をもたらしたのか、7月大村オーシャンカップで約7年半ぶりとなるSG優出と結果にもつながっている。強い父親であり続けるためにも、もう一段の飛躍を目指す。
伏兵陣も多彩な顔触れがそろう。4月唐津、下関で連続Vと遠征で好レースを展開している新田泰章(広島)と、最近は伸び系をかなりのレベルに仕上げて1着急増中の岡祐臣(三重)が上位陣にとって最も脅威。東本勝利(三重)、長尾章平(山口)、有賀達也(埼玉)も大駆けを狙う。