Tokyo-Splashメンバーの素顔を解き明かすSPLASH☆TALK。
レーサーとしての一面とプライベートな一面の2本立てでお届けします。
第5回は今年2月に自身初Vを達成し、来年1月からのA1昇級を決めた荒井翔伍選手。
レースもプライベートも全力で挑む荒井選手の日常をクローズアップします。
[取材日:2014年11月9日]
Racer
Private

── 初A1昇級確定おめでとうございます。今のお気持ちは?

ありがとうございます。嬉しい気持ちもありますが、正直ほっとしています。できたらもう少し早く昇級したかったですね。でも最後まで走りきって何とかA1になれたので良かったです。

── 9月末時点での成績は勝率6.18。10月は勝負駆けの月となりましたね。

はい。勝率がA1ボーダー付近ということもあって意識していました。フライングを1本持っていたわりには、攻めの姿勢で最後まで走れたと思います。

── 今年2月に芦屋で海野康志郎選手や坂元浩仁選手、日高逸子選手など名だたる先輩を抑えて初優勝を飾っていますが、その時の心境を教えてください。

昨年7月に福岡で初めて優勝戦の1号艇に乗りました。優勝戦は何度か乗ったことがありましたが、1号艇で優出したのはその時が初めて。その日は朝からいつもと違う緊張感があり、平常心ではありませんでした。結果、4号艇の金子(良昭)さんにまくられて……その反省から芦屋の優勝戦はいつも通りのレースをしようって心に決めて挑みました。 スタートした時は進入が深かったこともあって、3号艇の海野さんが覗いてきてまくられるって思ったんですよね。それで焦って握ってしまった分、乙津(康志)さんに差されて…あぁ終わったなって。しかし、今回は落ち着いてレースできていたので、2マークに入った時に「あ! これはチャンスかな」と思って、思い切って旋回したら逆転していたんです。前回の反省を活かして優勝できたので、とても嬉しかったです。

※2014年2月芦屋優勝戦:荒井選手は1号艇で登場し、132/546の進入隊形でスタート。1周1マークで3号艇・乙津選手が荒井選手の懐を差して先頭を奪取。1周2マークでは先頭の乙津選手、2号艇・海野選手、5号艇・日高選手が先に旋回しようとしますが、荒井選手が鋭いターンで内を攻め、大逆転。その後、後続艇を引き離しゴール。

── 1着を取ったレースを見ると、さまざまなコースから進入したことが分かるのですが、苦手なコースはありますか?

どのコースだから苦手っていうのは全くないですね。内にこだわることなく、4、5、6コースでも1着を狙っていきますし、最低でも3着以内には入れるように意識しています。1号艇の時はピット離れが遅れない限り絶対インは死守するつもりですし、1コース以外だったら柔軟に見ながら対応しています。ペラグループの先輩も枠をガツガツ取りにいくタイプではないので、僕も前付けしにいかなくても勝てる選手になりたいと思っています。

── どちらのペラグループに入っていますか?

石渡さんや作間さんがいらっしゃる「TASK(タスク)」というグループに入っています。グループ名は石渡鉄兵(てっぺい)さんのT、作間章(あきら)さんのA、若林将(しょう)さんのS、足立かなえさんのK、それぞれの頭文字をとって決まったそうです。僕と同期の佐藤大佑が入るまでは4人だけだったんですが、僕らの後に伏田(裕隆)や若林さんのお兄さん・若林友さんも入って人数が増えました。意識の高い選手が周りにいるので、仕事に対する姿勢やレーススタイルなど学ぶところは多いです。

── 今までで一番印象に残っているレースはありますか?

一番って言われると思いつかないんですが、最近印象に残ったレースでいうと今年9月末の芦屋一般戦です。その節は瓜生(正義)さんも出ていて3回対戦したんです。1回目は僕が2号艇で瓜生さんが4号艇、2回目は僕が1号艇で瓜生さんが4号艇、どちらも結果は瓜生さんが1着。3回目は僕が1号艇で瓜生さんが3号艇、このレースは負けたくないと思って全速でスタートを切ったんですが、フライングして、さらにまくられて……。結果、瓜生さんはその節パーフェクトVでした。トップレーサーの凄さに圧倒されたのと、そんな選手に対抗できるように自分も頑張らなきゃなと感じたレースでした。

── 尊敬している先輩はいますか?

レーススタイルは石渡さんや作間さんを、乗り方は体格が似ている瓜生さんを意識、尊敬しています。なので、この前の芦屋戦の時に「瓜生さんはどうやって直線を乗っているんですか?」って直接聞きに行ったんです。そうしたら「こうやって乗っているんだよ」っていろいろ丁寧に教えてくださいました。そのアドバイスを糧にして、今練習しています。

── 荒井選手はどんな性格ですか?

自分でいうのも何ですが、温厚で、人見知りをしない明るい性格です。あと、すごくマイペース。何をするにしても動きが遅いんです。生まれて7歳まで沖縄で育ったので、マイペースなのはそのせいにしています(笑)。

▲地元の友人とサーフィンに行った時の写真

── 休日は何をしていますか?

友達の影響で今年の初旬からサーフィンを始めました。サーフィンは高橋勲さんや奥平拓也さんもよくされるらしくて「今度行こう」って誘っていただいたんですけど、まだそこまで乗れるわけではないので、もっと技術的にうまくなってから連れて行っていただきたいと思っています。 そして、ゴルフも月1、2回します。僕、いま東京支部のゴルフコンペの幹事をやっていて、今月も皆さんにお知らせを送りました。参加できる、できないがあるので、実際来られるのは20名くらいですかね。ペラグループの方はみんなやりますし、濱野谷(憲吾)さん、長田(頼宗)さん、一瀬(明)さんなどたくさんの方が参加されています。

▲地元の友人とサーフィンに行った時の写真

── 野球も好きなんですよね。

はい。高校時代は野球部に所属していたため、今でも草野球をやっています。チームは地元の友達と組んでいるチーム、レーサーの先輩率いる「オーバー40’s」、江戸川関係の方々で組んでいるチームの3つに入っていて、スケジュールが合う日に行っています。 あと、釣り! この前も若林将さんとイカ釣りに行きました。地元が木更津で海が近くにあるので、プラッと釣りに行きますね。

▲左から106期の谷川祐一選手、荒井選手、森野正弘選手。

── 明日から旅行に行くと聞きましたが…。

明日から沖縄に行ってきます。向こうに行くと友達も多いので、1週間、年3回くらい帰っています。その後は長崎に行って、同期の谷川将太の結婚式に出席してきます。同期の3分の2くらい集まるんじゃないですかね。

── 同期(106期)の皆さんとは仲が良いんですね。

はい、同期で旅行に行くこともありますし、LINEグループもあります。とくに仲が良いのは梅内(駿佑)、加藤(政彦)、谷川(祐一)、岩瀬(裕亮)、あと、やまと学校の入学は一緒なんですが、ケガをしてデビューが1期遅れてしまった高田(明)。最近だと森野(正弘)さんもかな。僕が地方に行く時は前泊させてもらったり、同期が東京に来る時は僕が車で迎えに行ったりします。同期でいる時はあまりレースの話はしないですけど、同期の成績は常に気になりますね。

▲左から106期の谷川祐一選手、荒井選手、森野正弘選手。

── 同期でライバルはいますか?

女子だと今井(美亜)には絶対負けたくないですね(笑)。訓練中はよくどちらが一番最初に水面に出るか競っていました。年が近いっていうこともあるし、女子ってこともあって負けたくない。彼女は負けん気が本当に強くて、いざという時はやる奴だとは思うんですけどね。男子だと森野さんには負けたくないです。前期(2014年5〜10月)も勝率の勝負をしていて、何とか僕が勝ちました。岩瀬は訓練生の時からズバ抜けてうまかったので、近づけるように頑張りたいです。

── 目標

A1級をキープするってことが最低の目標ですが、自分では勝率を7点くらい取れて初めてA1レーサーって言えると思っています。だから優勝回数を増やして、勝率を上げます。 

── 課題

1号艇の時に確実に勝てる選手になること、そして1着回数を増やすことですね。