レース展望&ドリーム戦出場選手
 2017年5月のヴィーナスシリーズを圧倒的な強さで優勝した長嶋万記(静岡)がシリーズリーダーになるのは間違いない。今年のSGは3月クラシックに出場、5月オールスターと6月グランドチャンピオンへの出場も決まっており、その実力は女子選手の枠を超える。昨年の優勝8回は全て女子戦と、この戦いの場は超がつくドル箱となっているのもプラス材料だ。当地では昨年のヴィーナスシリーズで優勝、10月のSGダービーでは2勝している。今回も優勝へまっしぐらに突き進んでいく。
 長嶋一強のムードに待ったをかけるのは細川裕子(愛知)だ。昨年末から各地で優出ラッシュと絶好調、G1でも好成績を残せる技量を持っている。東海地区選では準優3着と男子相手に互角の勝負を繰り広げていた。
 樋口由加里(岡山)は2年連続でG1クイーンズクライマックスに出場中の実力者。3月の宮島ヴィーナスシリーズで今年初優出と調子を上げてきており、当地初優勝と桐生G1レディースチャンピオン出場権獲得を目指す。
 大村G3クイーンズクライマックスシリーズで負傷して戦線離脱していた大瀧明日香(愛知)が、復帰戦となった3月常滑W優勝戦で優出。女子銘柄級の底力はさすがだ。復帰5戦目となる今回は、さらなるリズムアップを約束する。金田幸子(岡山)浜田亜理沙(埼玉)落合直子(大阪)も女子戦なら地力は上位だ。予選突破は最低ノルマ、モーターの仕上がり次第では優勝争いに加わるだろう。新田芳美(徳島)岩崎芳美(徳島)中里優子(埼玉)らは長年の経験で培った駆け引きと戦略で上位進出を外さない。産休明けの1月宮島W優勝戦で優勝を飾った塩崎桐加(三重)も侮れない存在だ。
 平田さやか(東京)廣中智紗衣(東京)が地元のツートップだが、平田は絶不調に陥っている。クイーンズクライマックスシリーズを優勝して一躍、東京支部の女子エースとなった廣中が遠征陣を迎え撃つ。
【予備】
4546 浜田亜理沙(埼玉・A1)
4286 平田さやか(東京・A1)
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