名物レースに定着した「ほぼ」オール女子戦だが、今回は女子のラインナップが今までとはひと味もふた味も違う。とにかく参戦する女子選手が超豪華だ。
尼崎SGオールスターと徳山SGグランドチャンピオンで予選突破した小野生奈(福岡)、昨年のG1クイーンズクライマックス覇者の遠藤エミ(滋賀)、2018年後期適用勝率女子ナンバーワンの中谷朋子(兵庫)、G1レディースチャンピオン連覇の実績を持つ田口節子(岡山)と、強豪男子選手と真っ向勝負ができる女子のスーパースターがやってくる。2015年のクイーンズクライマックス覇者・川野芽唯(福岡)も手堅いコーナー戦で上位進出は外さない。2015年は荻野裕介、2016年は野澤大二、2017年は長田頼宗と男子の優勝が続いているが、今回は女子最強の布陣で優勝を目指す。
迎え撃つ地元男子にも濱野谷憲吾(東京)というビックネームがいる。今年は丸亀周年で約3年ぶりとなるG1優勝を飾り、獲得賞金ランキングはSGグランプリ出場を狙える位置につけている。賞金の上積みへ、優勝だけを狙う。
宮之原輝紀(東京)は地元の精鋭がそろった当地お盆シリーズで優勝、それも予選1位通過から準優、優勝戦と1枠を手にしての王道勝利だった。デビュー当初から大器の呼び名が高かったが、その素質が開花した様子だ。魔の8項によるB2級降格からA1級に復帰した福来剛(東京)も3月江戸川、6月蒲郡に続く今年3回目の優勝を狙っている。同期の宮之原と同じく当地お盆戦で優出した栗城匠(東京)も負けられない。勢いづけば1着を量産するだろう。