大村レディースチャレンジカップが終了して、平和島・年末決戦に臨む12名が決定した。最後に滑り込んだのはレディースチャレンジカップ優勝戦2着で年間獲得賞金が14位から9位までジャンプアップした日高逸子(福岡)だった。日高は、これでクイーンズクライマックスは第1回大会から5大会連続出場となり、そのキャリアは脅威となる。
 年間獲得賞金トップを突っ走っていた遠藤エミ(滋賀)は、レディースチャレンジカップの優勝でダメ押しを決め、トライアル初戦の第12レース1号艇を手にした。この勢いで黄金のティアラ獲得へ突き進むか。
 今夏の津レディースチャンピオンで女王へ返り咲いた海野ゆかり(広島)に、年間優勝5回の長嶋万記(静岡)、平山智加(香川)、小野生奈(福岡)、そして優勝4回の中谷朋子(兵庫)、松本晶恵(群馬)も、充実の1年の集大成として快走に期待できる。
 日高とともにクイーンズクライマックスは第1回から5大会フル出場の寺田千恵(岡山)は、9月G3オールレディースで当地初優勝を飾って水面攻略もバッチリだ。大会4度目の出場となる山川美由紀(香川)も底力を見せつけるか。
 一方、樋口由加里(岡山)と竹井奈美(福岡)は、クイーンズクライマックス初参戦。それでもともにコース不問のスピード戦を自慢としているだけに、ここ平和島水面では侮れない存在となりそうだ。