モーター分析
平和島のモーターを「データ」と「記者解析」の2方向から分析! 「データ」では、直近3節の着順成績と使用者を2連率順に掲載。「記者解析」では、記者が注目すべき上位6機をピックアップして紹介します。
64号機
要注目
ターン回り中心に仕上がるエース機!
 50%を越える2連率を残す大エース機。初下ろしから岡田憲行、大平誉史明、山本浩次、重野哲之とA1級の乗艇が続き、しっかりとパワーを引き出して4選手とも優出した。優勝こそ重野の1回だけだが、その後も「誰が乗っても」という状態で、A級が乗れば本命党を、B級が乗れば穴党を喜ばせてきた。
 出足、ターン回りを中心に常に上位級の仕上がりとなることが多い。1マークで後方に置かれても、ターン回りの良さを生かして追い上げが利く。伸びに関しても、「節一」になることは少ないが、最低でも中堅上位にはなる。
65号機
要注目
乗り手の色が出てV4の実績残す!
 6月の初下ろしシリーズで江口晃生が優勝を飾ると、その後も9月に室田泰史、中村亮太、12月年末戦で野澤大二が優勝を重ねて、平和島のモーターで最多となる4優勝の実績を残す。ただ、優出回数は6回と優勝回数の割に飛び抜けている訳ではない。優勝以外の優出者も平山智加、池永太のA1級とあって、乗り手に恵まれている面は否定できない。しかし、SGとなれば誰の手に渡っても「恵まれている」と言えるだろう。
 江口はターン回り、池永は行き足から伸びが仕上がっていたように、乗り手の色が出やすいモーターだ。
17号機
要注目
伸び型モーターで展示タイム注目!
 序盤は目立つことがなかったが、10月に村田修次、山田竜一と地元の実力者が連続で乗ってから気配一変。展開の助けもあって優勝した村田は、仕上げ切れずといったところだった。しかし、引き継いだ山田が優勝こそ逃したものの、中盤から展示トップタイムを並べるなど完全に仕上げた。11月には中谷朋子にオール2連対のおまけ付きで約7年ぶりとなる優勝をもたらし、続く長田頼宗も10戦6勝2着3本と圧倒的な内容で優勝を飾った。
 伸び型の仕上がりが多く、展示タイムが出る。低調機を相手にすればスリットを越えて置き去りにするシーンも。
22号機
要注目
じゃじゃ馬モーターの仕上がりは!?
 17号機の伸びも秀逸だが、平和島で最も伸びるのがこの22号機。平均展示タイム順位が「2」を切る脅威のパワーだ。伸びの強力さ故か、乗りにくさもあるようで、事故が多い。1月には節間3度の事故もあった。元気に暴れ回るじゃじゃ馬モーターといったところか。ただ、事故後も目立った足落ちがないところが好素性の証明とも言えるだろう。
 SGクラスによる乗艇がなく、大舞台でどういった仕上がりになるのか未知数でもある。伸びを殺して乗りやすさをつけていくのか、伸びを最大限に生かした仕上がりになるのか、注目したい。
30号機
要注目
冬場に本格化も気温上がってどうか?
 夏場に池上隆行が優出したが、盛本真輔がチルト3度を使ってもそれほど伸びることはなく、出ている印象はなかった。しかし、冬場に入って上昇の兆しを見せると、年が変わって本格化。正月戦で長畑友輔が、濱野谷憲吾、中野次郎ら地元のスター選手を抑えて優勝戦1号艇を手にし、あっさり逃げて優勝。2月新鋭リーグで乗った大池佑来は3連勝発進からFをしたが、「行き足が良過ぎ」というパターンで、F後も成績をまとめた。
 気温が上がった総理杯直前のシリーズで、低調だったことが気になるが、仕上がれば行き足、出足が抜群となる。
34号機
要注目
災い転じて整備で好モーターに変貌!
 7月G3戦で金子龍介が優出したが、テクニックでしのいだ印象。10月には田中信一郎が乗ったが、最後まで手を焼いて仕上げ切れずに準優敗退を喫した。しかし、正月戦で事故により、転覆整備が入ってから変化が表れ、2月新鋭リーグでは和田兼輔が出足を仕上げて初優勝を飾る。6月から正月戦までの2連率は39.0%と平凡だったが、その後の2連率は50%を超え、64号機に匹敵する数字を残している。
 直前のシリーズで久田敏之が途中帰郷となったが、モーターに影響はないだろう。久田も怪我をするまでは出足型の好仕上がりだった。